7月展示

「京都祇園 八坂神社 御守護」
この作品で表現していること。
物と物との関係性、直接関係と無関係。
直接関係に存在する意味。
その意味の存在のあいまいさ。
素材 布、紐、板、塩化ビニル人形
***
「今月の池田」も今回で9回目になりました。
まだまだ世間には浸透していませんが、企画そのものの面白さも続けていくうちに、説得力が増してきているのではないかと感じています。
またこの企画を通して気が付いた事に、アイデアを捻出するというような抽象的な行為でも、描く、作るというような身体的技能と同じように継続することで少しずつ上達していくものだという事がわかってきました。しかも面白いのは、身体的技能の発達の場合は筋力などが関係するので物理的に限界がありますが、アイデアを捻出するという行為は脳の中つまり意識内での事象なので、もしかすると限界がないかもしれないということです。この発見はこの企画のスタート時には想定していなかったことですが、良い発見ができたと思っております。
これからも続けられるだけ続けていきたいと思っております。またその中にあるかもしれない新たな発見を期待しながら、面白いことを考えていきたいと思っております。
2010年 7月
neutron kyoto 販売コーナーにて展示